質問者

今の闇金は暴力団と繋がっているのでしょうか?

正野弁護士正野嘉人弁護士

繋がっているケースと繋がっていないケースがまちまちです。

奥野弁護士奥野正智司法書士

混在しています。
反社会的勢力と関わりを持っていない業者も多いです。

2018の闇金業者は暴力団が運営しているのか?

2003年までの闇金

2003年は闇金事件に関する大きな時代の変化を見せた年です。闇金に追い詰められた一家が心中する事件が起きた事で法律が強化され、さらに2008年には五菱会事件により闇金を社会から追放するための最高裁判決も出されました。
かつては暴力団が運営する闇金業者が多くありましたが、このような事件の多発とそれによる取り締まりが強化された事を受け、現在活動をしている闇金の中にはあまり暴力団の姿が見られなくなってきています。

近年の闇金の多くは暴力団ではない

暴力団が相次いで逮捕される事件が引き起こされた時代を経て、闇金業者の運営を暴力団が行うことは少なくなってきました。近年の闇金組織の中で実際に活動をしているのは半グレ集団か、あるいは半グレとも言えないような単なる一般人であることがほとんどです。
犯罪に関する素人を集めた組織が融資勧誘や取り立てを行っている事も多く、その実態を除けば働き口のない若者であることも少なくありません。さらには様々な事情を抱えて金銭的に苦慮した高齢者が活動を担っている事もあります。
組織そのものが暴力団であれば警察としても摘発のきっかけを得る事ができます。しかし活動を行っているのが一般の素人である以上その実態を把握しきることは難しく、ソフト闇金ともなればさらにグレーゾーンの領域を駆使し、逮捕される危険性をより軽減させています。

※「半グレ」とは

半グレとは不良集団とも呼ばれますが、犯罪組織に属している訳ではないものの犯罪に手を染める事について厭わない人の事を主に指します。
たとえば指定を受けた暴力団であれば、その組織に属しているだけであらゆる行動に様々な制限が課せられます。しかし半グレとはあくまで一般人であり、暴力団に入っている組織の一員ではありません。そのためもちろん行動に対して予め法的制限をかけられる事はなく、名目上で言えば日常生活を送る市民と変わらない存在です。

暴力団が運営する金融業者がいない訳ではない

暴力団関係者も運営する事がある

近年の闇金業者からは確かに暴力団の影が薄れてきていますが、それでも暴力団が一切かかわっていないと言い切れる訳ではないので注意するに越した事はありません。
実際に活動しているのは金銭的な困窮者となった一般の素人であっても、そこに知恵を授けて活動の方法を教え込んでいるのは暴力組織である場合もあります。または現代でも暴力団の関係者そのものが融資活動を行っている事もあり、法律事務所へと相談に訪れる人の中にはこのようなケースでトラブルに巻き込まれている人も実際にいます。

逆らえば執拗な嫌がらせなどを受ける

暴力団が運営している闇金融にしても、半グレやそれ以下の個々人が運営していたとしても、闇金業者に逆らってしまえば逆上されたり嫌がらせを受けたりする危険性が高くなります。
闇金から金を借りる際に登録している緊急連絡先には特に注意が必要です。顧客本人が取り立てに逆らいはじめれば家族や会社に取り立てを行うようになり、借金とは無関係の第三者を巻き込んでしまう事になります。

まとめ

闇金は素人でも営業が出来てしまいます。現代の闇金のほとんどは素人が運営している事がほとんどです。しかしその中にいくつかの暴力団関係者が潜んでいる危険性もあります。
店舗を持たない非対面形式を取っているため外観からはその実態が分かりにくく、警察も簡単には手を出す事ができない事情が時代的背景によって生じています。
しかし関わってしまった闇金がもしも素人であったとしても、逆らうと遠隔から可能な限りの嫌がらせを行われます。取り立て電話が入るだけでも精神的に堪えるものがありますが、事態がさらに深刻化していけば周囲の人間にまで被害が及びます。
他者に迷惑がかかるだけではなく自分自身の社会的信用を損なう事にもなってしまうため、被害を拡大させてしまう前にできるだけ専門の法律家を介入させて対処することが求められます。
専門の弁護士であれば即日解決ができ、これは相手が素人でも暴力団でも変わりません。リスクやデメリットをより最小限に抑えながらトラブルを治める事ができるでしょう。