闇金警察に相談

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闇金トラブルを警察に相談した場合、警察はどこまで対応してくれるの?
闇金を逮捕してもらえるのか?
警察が電話をかけると闇金は諦めてくれるのか?

この記事では、闇金トラブルを警察に相談した場合の疑問にお応えしています。

警察の相談窓口について

闇金相談を受けている警察の窓口
  1. 緊急でない場合の相談は#9110にて相談を受けています。
  2. 闇金が家に来た場合は110番(一部の対面ヤミ金など)通報が推奨されています。
  3. 管轄の警察署の生活安全課にて闇金の相談を受けています。

警察に闇金相談をする場合、闇金が家まで来たという緊急事態の場合は110番通報を、
緊急でない場合は#9110に電話をかけることで相談に乗ってもらえます。

地域にもよりますが、具体的な相談は#9110から管轄の警察署の生活安全課を案内され、話を聞いてもらうことになります。

そもそも警察は積極的に動いてくれるのか?

質問者

警察に闇金相談をすることで、警察が闇金を摘発、逮捕とはならないのでしょうか?

正野弁護士正野嘉人弁護士
本来、警察が闇金業者の捜査を行い逮捕となれば良いのですが、

多くの闇金業者は使用している携帯電話や返金先口座が他人名義で、居場所や本名が分からないことから警察もお手上げ状態であり、速やかな捜査、逮捕は期待できません。

被害届けさえ受理してもらえないケースが多いのが現状です。

正野弁護士にもう少し踏み込んで質問をしてみたところ、
「どこに居るか分からない闇金の居場所を特定して摘発する」ということが規則によって、警察内での捜査、摘発のハードルを高くしている様です。

奥野弁護士奥野正智司法書士

「民事不介入」の原則もあり、正直、積極的に対応してもらえないのが現実です。

警察から警告連絡をしてもらったり、携帯番号停止してもらうことで一定の効果も期待できますが、闇金業者がすぐに嫌がらせをやめる確率は低いです。

闇金は警察が動かない様に
闇金からの被害を警察に相談したとしても、警察が業者の摘発に向けて動くということは、ほとんど無いのが現状です。

証拠を揃えて、尚且つ根気強く交渉することで闇金業者に警告電話をかけてもらえる事もありますが、それも確実に対応してもらえる訳ではありません。

警察は基本的に民事不介入と言う原則を持っているのです。悲惨な闇金事件が横行した過去があるため昔に比べれば協力的な姿勢も見られますが、「闇金との関係を終わらせる」という根本解決まで面倒を見てもらうことが厳しいのが現状です。

警察が介入した場合、警告電話の効果はどれくらいあるのか?

質問者

警察に闇金相談をして、取り立てなどを解決できますか?

正野弁護士正野嘉人弁護士

ここで言う解決を「即刻、取り立てが止まり、嫌がらせ等も一切行わせない」と言う事を指しているのであれば可能性は1割程度でしょう。

時間を置いて取り立てや報復、または直ぐに報復の嫌がらせを行ってくる可能性が9割といったところです。

闇金警告電話の効果

交渉の末、警察から警告電話をかけてもらうことで、闇金業者は一時的に督促を止めますが、時間をおいて督促や嫌がらせを行ってくることが多いです。

闇金業者からの取り立てや嫌がらせが再発したときに被害者は改めて110番する必要があります。

再び警察が警告電話をかけても、闇金業者は「警察が本格的な捜査をしない」「絶対に捕まらない自信がある」という事情から、被害者への嫌がらせが再発してしまう傾向にあります。

警察が闇金を即逮捕しないのは何故?

警察に闇金相談するとどうなる?

質問者

何故、闇金業者は逮捕されないのでしょうか?

正野弁護士正野嘉人弁護士

逮捕されないでは無く逮捕されにくいという表現が合っていると思います。

何故逮捕されにくいかは「闇金の居場所が判別し辛い」「物的証拠が乏しく立件し辛い」などの理由だと思われます。

しかし、警察の本音としてはお金を借りる時だけ闇金を利用し、闇金と手を切る時に警察に尻拭いをさせる事に一生懸命捜査をしないと考えられます。

  • 現代の闇金業者はどこに居るか分からず、立件が難しい

現代の闇金は090金融という非対面で融資活動を行うスタイルを取っているため、日本のどこに潜んでいるか分かりません。

更に、第三者名義の口座や携帯電話を使うことで、闇金業者が証拠を残さない様にしていることもあり、立件し辛いということが闇金が逮捕されにくい要因になっています。

  • 警察は忙しく、闇金対応の優先度は高くない

警察官は慢性的な人手不足と言う現状があり、闇金被害以外にも沢山の事件や相談を抱えている為、警察にとって闇金対応は優先順位がそれほど高くありません。

また「借りる時だけ闇金からお金を借りて、手を切る時の尻ぬぐいをさせられたくない」という警察側の本音も少なからずある様です。

中には闇金だと知らずに借りてしまった方も居るので納得のいかない方も居ると思われますが・・

闇金に口座やスマホを渡している場合、警察はどう見てくるのか?

警察から怪しまれる
闇金に言われるまま、スマホや口座を業者へと渡してしまうと、携帯会社や銀行への詐欺行為に該当します。

警察から取り調べを受けてしまう可能性があり、実際に逮捕者も出ていますので、スマホや銀行口座を闇金に渡してしまわない様にお気をつけください。

※専門の法律家への相談は、自分が積極的に携帯電話会社や銀行への詐欺行為を行った加害者ではない事を証明し、闇金に騙されてしまった被害者なのだと理解してもらう事に繋がります。

弁護士が介入することで警察は動くのか?

闇金に強い弁護士が介入したその後

闇金に対して専門知識を持った弁護士は一般の方よりも、警察を動かす影響力を持っています。

その様な法律家を敵に回してしまうと、本格的な摘発を受ける恐れもあるため、「闇金業者にとって厄介な弁護士が介入したら、その顧客から手を引く」というルールは、闇金業者の間でも広く定着している風潮があります。

闇金の間で「嫌な事務所」として知れ渡っている弁護士であれば事務所名を出しただけで取り立てがストップする事もあります。

まとめ

法律家への依頼はお金がかかってしまうので出来れば警察が闇金に警告することで、業者が諦めてくれると良いのですが、

残念ながら、まだまだ警察は闇金被害者のために積極的には動いてもらえず、被害届けさえ受理してもらえないことが多いのが現状です。

警察への相談は記録にも残るため無駄ではありません。

しかし、2020年現在のところは法律家の協力無くして早期解決を果たすのは極めて難しいと言えます。

この記事で取材協力いただいている法律家の所に警察から闇金被害者が紹介されてくることもあり、闇金問題は違法ではありますが、だからと言って警察から被害者の望む対応は十分にはされていないという印象です。

「関係各所へ知られることなく闇金問題を解決したい」という場合は、法律家の方が協力的なので、闇金業者の取り立てが開始される前に相談だけでもしておくと嫌がらせの被害を未然に防ぐことにつながります。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

この記事を読んだ方が少しでも早く闇金の悩みから解放されることを願っています。