質問者

闇金の利息は現在どの様になっていますか?

正野弁護士正野嘉人弁護士

サイトに記載されている利息、話で伺った利息は真に受けない方が良いでしょう。また、融資を申し込んだ方の収入、支出を聞いてから利息を考える闇金も居ります。

奥野弁護士奥野正智司法書士

10日1割のトイチ、1日3割のヒサンなど様々です。法定金利からはどれも逸脱したものとなります。

闇金の利息

トイチ 10日で1割の利息。仮に10万円を借りたとすれば、10日後には10万の元金にプラスして1万円の利息が付くため、借金のトータルが11万円に増えます。
トサン 10日で3割の利息。10万円の借金が10日目には13万円になります。
トゴ 10日で5割の利息。10万円の借金が10日後には15万円になります。
週倍 週倍とは1週間で10割の利息が付きます。つまり借金をした翌週には返済額が2倍になってしまうのです。
ヒサン 1日で3割の利息が付きます。仮に5万円借りると10日で利息と元金を合わせて20万円に借金が膨らみます。

複利によって更に膨らむ借金

ここで単利の場合であれば、更にその次の10日目にも再び1万円の利息が付くため借金の合計は12万円です。しかし実際の闇金業者が単利で計算を行うことはありません。より多くの返済額を得るため、元金と利息を合算した金額に対してさらに利息をかけていく複利方式であることが通常です。そのため複利の場合であれば、10日目の借金は10万円の元金プラス1万円の利息のため11万円となりますが、20日目の利息は11万円の1割となるため1.1万円です。よって借金の合計は12.1万円になってしまいます。

闇金の利息は年利換算すると数千%にもなる

トイチやトゴなどとの用語を使って融資のやり取りを行う闇金ですが、年利換算を示さずに貸し付けを行うことから顧客もすぐには事態の重さに気付けない場合があります。

しかし仮にもしトイチで借りた場合、この利息を年利で換算してみると365%にも及びます。闇金の利息の中でも最も低い金利の場合で300%を超えるうえ、これは単利での計算時です。もしもトイチの年利換算を複利で行った場合には3000%を超えてしまいます。

利息制限法上の年間利率上限が20%であるためその差は歴然であり、異常なまでの違法性が見て取れます。

闇金の利息は高騰している

闇金業者は2003年の一斉取り締まり以降、闇金に対する規制が厳しくなっているだけでなく、一般の方でも知恵を付けて、直ぐに弁護士に駆け込んでしまうケースが増えています。

闇金に詳しい弁護士に駆けこまれてしまうと、一般の方では動かせない警察でも動く危険性が高まる可能性が高くなるため、闇金業者は顧客の借金回収を諦めなければなりません。

闇金業者としては、顧客の中から回収できない「焦げ付き」が出ることを予め計算に入れているため、1人辺りに対して課される利息を高くすることで、元金が回収できなかった顧客のリスクをカバーしようとしているのです。

闇金の借金に返済義務は無い

あり得ない暴利を設定する闇金ですが、闇金から借りた金は返済する義務がありません。大人しく支払い続けてしまうと利息だけでも高額の金をむしり取られてしまいます。また、取り立てが生じてしまうと会社や身内にもトラブルが及んでしまいますので早い段階で専門の弁護士へ相談しましょう。